ビルメン業界の実態
さっそくですがビルメンって実際に楽なの?ってお話です。
結論から言うとネットに書かれているようなスマホいじってるだけで勤務が終わるような現場は実際にあります。
が、そんなおいしい現場はまず新参に回ってきません。
というのも、おいしい現場は有能な定年責任者1人と、人間性がどうしようもないけど社歴だけは長いおっさん数人の現場になることが多く、また楽すぎて辞める人間がいないので転職組が楽な当たり現場にはまず入れないです。
じゃあ転職組はどんな現場に配置されるの?という話になると、未経験前提で話を進めます。
まず待遇が良い系列系と呼ばれる、大企業の子会社・グループ会社のビルメン部門。
こちらは未経験ではまず入れません。
経験と資格を見られるのでここでは飛ばします。
次に独立系と呼ばれるビル管理業が本業の会社。
系列系と違い自社でビルを所有していたりするわけではなく、ビル所有者の代わりに管理業務を代行する形になっています。
こちらが未経験でも入れる会社になっています。
独立系は現場を獲得するために他社よりも安い金額を提示することによって入札に参加する傾向が強いです。
なので基本的に賃金が安く、人数もギリギリで回してる現場が多いです。
その中でも特にしんどくて、人の出入りが激しい現場に入れられる可能性が高いです。
要は適当に人をぶち込んで、誰か生き残ったらいいな的な会社も諦めモードの俗に言うクソ現場です。
僕の経験した現場だと基本給資格手当込みで20万、残業月60-100時間のボーナス無しです。
巡回点検は1日中ほぼずっと歩きっぱなしでiPhoneのヘルスケアで大体1日16kmくらい平均で歩いてました。
さらに人の出入りが激しいせいで、ベテラン勢が新入りに物を教えてもすぐ辞めるからと放任されるので、トラブル対応に1人で当たる時はYouTubeなどで手順を調べながらやることになりました。
ビルメン業界未経験者は大体こんな感じでスタートすることになると思います(残業時間は前後すると思いますが)。
ちなみに給料は長く勤めても上がりません、10年勤めても最高でも残業無しで300万前後です。
残業含めたら400はいきますが、時給が低いので割りに合わない感じです。
とりあえずビルメン業界の悪いところはこんな感じです。
次は良いところについて書いてみたいと思います。
このブログについて
楽な仕事としてよく名前が挙がるビルメンについて実際のところどうなの?ってところを嘘偽りなく書いてみるブログです。
ネットで書かれているビルメンの良い部分だけ見て、この業界に来て後悔する人が1人でも減ることを目標としています。
今後ちょこちょこ記事を投稿していきます。
業界未経験者向けの記事も随時追加する予定です。